ギャップ萌えの新境地を心理学的証明する
ギャップ萌えはよく耳にする言葉だ。
例えば、
眼鏡をかけてる人が外した瞬間。
普段無表情の人が笑う瞬間。
不良がお年寄りを助ける瞬間。
これら以外にもたくさんギャップ萌えは存在するし、みんなも経験したことがあるだろう。
これらは心理学的用語でゲイン効果という。
このゲイン効果を説明するために、まずハロー効果を説明しよう。
ハロー効果...ある対象を評価をする際に、それが持つ目立ちやすい特徴に引きずられて、他の特徴についての評価が歪められることである。
このハロー効果を基盤に、ゲイン効果とロス効果に分かれる。
ゲイン効果...ハロー効果によってもたらされていた悪い印象を覆す特徴が見られた際に、通常よりも印象が良くなることである。
ロス効果...ハロー効果によってもたらされていた良い印象を覆す特徴が見られた際に、通常よりも印象が悪くなることである。
簡単に言うと、
前者は印象を下げて上げる。
後者は印象を上げて下げるのだ。
よって、ギャップ萌えはゲイン効果の一つと説明することができよう。
だから読者のみんなは、ゲイン効果を利用して異性のハートを掴もう!
と言う流れだが、今回僕が伝えたいことはこれじゃない。
むしろ逆である。
なぜなら、僕はロス効果に萌えるからだ。
ロス効果の全部が全部萌えるわけじゃない。
ある条件が重なると非常に萌えるシチュエーションになるのだ。
例えば、
美少女がものごっつい大便をしているところを想像してほしい。
美少女を対象にハロー効果によって得られていた好印象がものごっつい大便によってロス効果を生み出している。
しかし、なぜか興奮を抑えられない。
また、美少女に脇毛が生えてるところを想像してほしい。これもまた、ロス効果だが興奮を抑えられない。
ゲイン効果だけでなく、ロス効果でもギャップ萌えは存在するのだ。
これにはいくつか原因があると思う。
一つは、優越感によるものだ。ロス効果とはその人の欠点とも言えよう。つまり、それを目にすることによって、自分だけが知っているという優越感をもつことになる。
一つは、カリギュラ効果によるものだ。これは、「押すなと言われると押したくなる」で有名だ。禁止されるほどやってみたくなる心理現象である。ロス効果とは基本的に人には見られたくないものだ。その見られたくないものを見ることによるカリギュラ効果があるのではないだろうか。
これだけではまだ完全な解明にならない。他にもきっと様々な原因があるはずだ。まだまだロス効果によるギャップ萌えを証明する道は長いらしい。
そろそろまとめに入ろう。
僕が言いたいのは一つ。
「少女よ、不潔を抱け」
ーーーー 筆者(豆腐男)